.rst 形式というドキュメントフォーマットを知りました。python の docutils というパッケージで .rst から .html 変換できることを知り python 環境を構築してみました。
python にも、ruby の rvm のように pythonbrew や virtualenv という定番の環境切替ツールがあるようなのですが、今回はひとまずユーザディレクトリに python 環境構築してみようということで virtual-python という枯れたツールを使ってみました。
http://peak.telecommunity.com/dist/virtual-python.py からスクリプトをダウンロードし、利用したいバージョンの python コマンドで実行すると、--prefix オプションで指定したディレクトリ以下に bin lib include のファイル/シンボリックリンクを作成してくれます。
# ~/python に作成する例 $ mkdir ~/python $ wget -O virtual-python.py http://peak.telecommunity.com/dist/virtual-python.py $ python2.6 virtual-python.py --prefix=~/python $ ls ~/python/bin python $ ls ~/python/include python2.6 $ ls ~/python/lib python2.6
rvm のように環境変数を書き換えてくれてくれませんので、自前で ~/.bash_profile 等でパスを通しておきます。
$ vim ~/.bash_profile ... PATH=$HOME/python/bin:$PATH export PATH $ source ~/.bash_profile $ which python ~/python/bin/python
python には ruby の gem にあたる setuptoolsというパッケージ管理ツールがあります。これも ~/python にインストールしてみます。
あらかじめ ~/.pydistutils.cfg を作成します。
[install] install_lib = ~/python/lib/python2.6/site-packages install_scripts = ~/python/bin
http://peak.telecommunity.com/dist/ez_setup.py からスクリプトをダウンロードし、python コマンドで実行します。
$ wget -O ez_setup.py http://peak.telecommunity.com/dist/ez_setup.py # 環境変数 PYTHONPATH を指定してから実行します。 $ PYTHONPATH=~/python/lib/python2.6/site-packages; ~/python/bin/python ez_setup.py ... # easy_install が ~/python/bin にインストールされています $ which easy_install ~/python/bin/easy_install
docutils をインストールします。~/python/bin 以下に rst2*.py が作成されました。
$ easy_install docutils $ cd ~/paython/bin $ ls rst* rst2html.py ...
rst2html.py で .rst ファイルを .html にしてみます。
$ vim test.rst ========= 見出し1 ========= --------- 見出し2 --------- .. contents:: 第1章 --------- 第1章の本文です。 第2章 --------- 第2章の本文です。 - リスト1 - リスト2 $ rst2html.py test.rst > test.html
http://docutils.sourceforge.net/rst.html#try-it-online にある方法等で確認してみてください。